
人間は環境の生き物です。
私たちの脳は、取り巻く環境や過去の経験などの影響を常に受けています。人間が行動するための動機として、その根底には報酬の存在があります。
(会社などではもう少し生々しい意味で使いますけどね。)
インセンティブがある代表的な職業は営業職です。
(現実にはそううまくはいきませんけどね。)

インセンティブとは「働いた分に応じた成果報酬」という意味がありますが、その成果報酬はお金だけではありません。
インセンティブには5つの種類があると言われています。
いわゆる成果報酬型金です。
学校ではお金を払うわけにはいきませんが、
「やればやっただけ成績があがる」が物質的インセンティブにあたると思います。
しかし、やらなくても高い点数をとる生徒もいれば、いくらやっても成績が上がらない生徒もいます。
成績は客観的な評価でなくてはいけませんから、②評価的インセンティブ
教師が「今日もがんばったね」とか、良い点数がとれなくても「しっかりやってることは知っているよ、がんばれよ」というように
先生が一言声をかけてあげるだけで効果が期待できます。
学習ノートに一言励ましの言葉を書き加えるだけでOKです。
③人的インセンティブ
先生の人間性によって生徒のやる気を持続させるものです。
部活などでよく見かけます。
宿題に関して考えると、
全く宿題をやらない(やる気のない)生徒に
「自分を認めてくれる先生のために、しっかりこの宿題をやってこよう」と思わせるものが
このインセンティブにあたります。
④理念的インセンティブ
NPO法人とかボランティアなどが良い例ですね。
AppleやGoogleなど独自の理念がある企業も、これが無意識的に発揮されていると言われます。
学校では無言清掃とか自問学習がこれにあたりますが、
宿題にこれをあてはめるのは難しいと思います。
⑤自己実現的インセンティブ
宿題を通して生徒が望んでいることが実現していくことで、やる気を持続させることです。
宿題にやりがいを持たせたり、これをやり通すとどうなるかという夢や希望を与えることでやる気が持続します。
私は「学習ノートはなるべく気に入った薄いノートを準備する」ように言って、
何冊やったかを目に見えるようにし
一冊終わる毎に賞状を渡す等の工夫をしていました。
これらのインセンティブは、
学校や教科全体で公的な評価基準をつくることが大切です。
なぜなら、それが明らかになると「宿題を出すこと」を目的化してしまう生徒が出てくるからです。
私たちは常にと生徒に伝えていかなくてはいけません。
そして「内容で評価している」ことをアピールする意味でも、
提出されたノートに一言コメントを書くことは大切なことです。
しかしコメントを書くことによって自分たちの首を絞めてはいけません。
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なかなか成果が現れない領域があると思います。
やればやった分だけ成果があがればよいのですが、
逆に成果が出ない場合は他人の活躍を目の当たりにすることによって、モチベーションが下がることもあります。
成果が出ずにモチベーションが下がる生徒に対する配慮を決して忘れてはいけません。

この「やる気」の正体は「成長」ではないかと言われています。
やる気の動機付けが外部からではなく、
内部、つまり自分でやる気を出すことができるのが「成長」なのです。
また本人が自覚することは難しいと思います。
私たちは生徒の「成長」をしっかりと見つめ、
それを認める目を養わなくてはいけないと思います。
目下の悩みは、なかなか訪問者が増えないことです。
少しでもお目にとまれば嬉しいです。